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防災ワークショップに参加して

広尾ガーデンヒルズ管理組合理事長 国安嘉隆 

降雪から災害対策を考える

 2月3日、日本赤十字看護大学で防災「ワークショップ(防災プロジェクト主催)に管理センター根城副所長とともに参加しました。
 日赤看護大学では個人を対象とした看護のほかに地域看護という分野があり、ケアリング・フロンティアという組織もあります。日赤は医療センターを核に看護大学、総合福祉センター、乳児院などがありますが災害時には国内はもとより、海外まで医師、看護師を派遣し活動しています。
 今回のワークショップは1月22日の大雪をきっかけに、災害時の役割を考えるというテーマでした。
 この地域は複数の小学校、中学校、高等学校、大学や大型病院があり広尾GHのような大規模マンションから規模の小さいマンション、さらに日赤通りの商店街や戸建ての建物が散在します。
 そうした地域の特色がありますが、雪の日は大方、歩道の雪かきをして通行の確保がなされていました。とはいえ雪かきはとても労力が必要で簡単ではありません。広尾GHのようにマンションでは、管理会社職員、警備員や清掃員が担っていましたがそれでも労力が足りず、外部に依頼したほどです。個人住宅では家の前を雪かきのしていない部分もあり、そうした場所は労力が確保出来なかったのだと考えられます。それはこの地域でも、高齢者が多く、独居老人や高齢者夫婦所帯などが多く、降雪時だけでなく災害時でもこうした人たちの対応を考慮しなければなりません。

個人で対応すべきこと、地域で対応すべきこと

 降雪時だけでなく災害時も同じことですが、事前に情報を収集し、必要なものを普段から用意しておくことが肝心です。よく言われることはまず「自助」、さらに「共助」、最後に「公助」ですが、まず自分のことは自分で守ること、安全が確保出来たら、家族や近隣の人たちに手を貸してあげることです。電気や水道になど生活に関するものは「公助」として行政が対応します。
 この中で「共助」はとくに重要で、災害時に不安と困難に陥ったとき声をかけてもらっただけでも安心して、次にしなければならないことを落ち着いて考えられたといわれた方もいます。また小さな子供や高齢者を安全と安心できる状態にしてあげることがとても大切です。その後は災害の規模によって地域や行政が動いてくれるでしょうが、まずは最初に手を差し伸べてあげてください。

防災力を高め、地域協力と孤立しない生き方

 地域の協力とは、組織としての町会、自治会、マンションであれば管理組合などがありますが、互いに交流し親睦を深めることが必要ですが、今日の社会ではなかなか隣の人がどんな人かがわかりません。しかし声をかける、顔を知っているということはとても重要です。今回のワークショップでグループディスカッションしたら、共通して地域のコミュニケーションが大事だと報告されました。
 災害時に要援護者が周囲の人々、家族や地域の人々、自治体や事業所の職員、ボランティア、専門家とともに、その地域の事情や人々の価値観を踏まえ、ローカル(個別)な合意を協働で生成することが地域防災の向上になるということでした。
 今後、高齢化社会は進みますが孤立しないで「最後まで自分らしく幸せに生きたい」そんな地域をみなさんと一緒に創っていきたいというのが結論でした。